③CTで見えない病変もMRIで見える
さらに、MRIはCTと異なって、腫瘍や正常組織のコントラストを明瞭に描出することができます。CTでは見えない病巣も、MRIの撮像方法を駆使することで明瞭に描出することができるわけです。より多くの放射線を投与し、可能な限りたくさんのがん細胞を撃滅するためには、周辺組織への障害を極力抑えつつも、癌にはより多くの放射線を照射する必要があります。その従来不可能とされてきた目的を達成するため、世界で初めて「放射線治療ができるMRI」が開発され実用化されたわけです。2018年4月の時点で、2000人以上の患者さんが、膵臓がんやその他の癌で治療を受けられており、メリディアンでの治療患者数は、増加の一途をたどっています。
我々は、この放射線治療のできるMRIを、MRIによる恩恵を最も受けやすい部位を中心に、鋭意、治療を行ってまいります。